常北太田駅(じょうほくおおたえき)は、茨城県常陸太田市山下町にあった日立電鉄日立電鉄線の駅(廃駅)である。東日本旅客鉄道の常陸太田駅と相互乗換駅であった。
歴史
- 1929年(昭和4年)7月3日:常北電気鉄道久慈(後の久慈浜) - 当駅間延伸に伴い開業。
- 1944年(昭和19年)7月31日:会社合併に伴い日立電鉄線の駅となる。
- 1972年(昭和47年)5月25日:新駅舎が竣工する。
- 2005年(平成17年)4月1日:日立電鉄線の廃線に伴い廃止。駅舎は駅前にあるバス停(太田駅前に変更)の待合室として引き続き使用される。
- 2010年(平成22年)3月:駅舎が解体される。
- 2011年(平成23年)2月:跡地の一部が国道293号の道路用地となる。
- 2013年(平成25年):跡地がすべてドラッグストアの店舗敷地に転用される。
駅構造
東日本旅客鉄道(JR東日本)水郡線常陸太田駅から国道349号を挟んだ、日立電鉄バス乗り場の一角にあった。なお、かつての駅舎は木造だったが、1972年(昭和47年)にコンクリート2階建てに建て替えられた。
対向式と島式の混合ホーム2面3線と側線1本を持つ比較的規模の大きい地上駅であったが、通常は1番線のみを使っていた。駅舎内には「日立電鉄交通サービス太田旅行センター」が併設されていた。
開設当初から直営駅となっていた。窓口の営業時間は、平日は6時20分から19時まで、土曜日および休日は9時から17時までであった。自動券売機は設置されていたが、乗車駅証明書発行機は設置されていなかった。
始発列車は6時26分、終電の到着は22時28分であった。
のりば
駅周辺
廃線後の状況
日立電鉄線の廃線後、駅舎は営業所兼待合室として、「日立電鉄交通サービス太田旅行センター」が代替バス乗車券を販売していた。
2007年(平成19年)6月頃にホームが解体され、2010年(平成22年)2月から3月にかけて常陸太田駅周辺整備事業に伴い駅舎も解体され、跡地はドラッグストアの店舗敷地になった他、一部が国道293号の道路用地に転用された。
隣の駅
- 日立電鉄
- 日立電鉄線
- 常北太田駅 - 小沢駅
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧

![[茨城県]日立電鉄・常北太田駅の古写真 昔の写真のあの場所は今どうなっている?昔と今を比較する写真ギャラリー「今昔写語」](https://konjaku-photo.com/m/pic/new/1000/3297.jpg)

