遠藤 留奈(えんどう るな、1981年10月9日 - )は、日本の女優。
広島県出身。THE SHAMPOO HAT劇団員。昭和音楽芸術学院ミュージカル科卒業。
略歴
高校時代にNHKで放送されていた舞台での野田秀樹の演技を見て惹かれ、演劇の道を志す。 2002年に昭和音楽芸術学院を卒業し、フリーで舞台に出演。
2005年にポツドール主催の三浦大輔と出会い『愛の渦』をはじめとする作品に出演。「三浦さんの作品にはうそや妥協が一切ないので、公演のたびにボロボロになる。でも、すぐまた出たくなるんです」とインタビューで話している。
葬儀社でのアルバイトのかたわら、オーディションを受けては様々な劇団の舞台への出演を重ねる。
2010年末に劇団「THE SHAMPOO HAT」に入団。
2016年には映画『貞子vs伽椰子』の伽椰子役に「眼光が鋭く、体も柔軟で本当に怖くて満場一致で決まりました」とオーディションで抜擢された。
2018年からは毛皮族を主宰する江本純子の作品への出演が続いている(#舞台参照)。
人物
バレエや暗黒舞踏を習っていた。2008年には大駱駝艦の無尽塾に参加し、体を動かすことによる集中法を身につけたと語る。
「色っぽく女性らしい外見と、ハードな内容や汚れ役も厭わない体を貼った演技で話題を集める」という評や、「その清楚(せいそ)な雰囲気からは想像もつかない過激な作品にも出演してきた」といった評価があり、外見からの印象とはギャップのある演技を見せている。
俳優として喜びを感じるのは、台詞が自身の「本音となり自ずと発生し、それが相手にもつながった時。自分の存在が空気を生んだ時」と答えている。
出演
舞台
- 2004年
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- 最強☆プラネタリウム『アポロのお尻』(9月)
- 2005年
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- のぞき部屋テーマパーク『原宿物語ランド』(2月)
- ポツドール『愛の渦』(4月)※第50回岸田國士戯曲賞受賞作
- ニセS高原から〜『S高原から』連続上演〜ポツドール組(9月)
- ZOKKY のぞき部屋コレクションPart1(11月)
- 2006年
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- あかいめ『再生ノオト』(4月)
- jorro『LOSS TIME』(9月)
- ポツドール『恋の渦』(11月) - トモコ 役
- 2007年
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- ゴキブリコンビナート『ゴキブリ名作劇場』(1月)
- ゴキブリコンビナート『My Life As a Punishment Game』(7月)
- smartball『The Perfect Drug』(9月)
- グリング『Get Back!』(11月 - 12月)
- 2008年
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- smartball『kiss me,deadly』(7月)
- スロウライダー『トカゲを釣る -改-』(9月)
- 国分寺大人倶楽部『ハローワーク』(10月) - 徳永直美 役
- ZOKKYののぞき部屋コレクションPart3(11月)
- 2009年
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- ポツドール『愛の渦』(2月)
- ロハ下ル『セインツ・オブ・練馬』(7月)
- 五反田団『生きてるものはいないのか』(10月)
- 2010年
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- 自転車キンクリートSTORE『富士見町アパートメント』「海へ」(2月)
- ポツドール『夢の城』(7月) - ドイツ公演
- 清州市民劇場 ユニークポイント共同制作『変身』 (10月)
- 2011年
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- THE SHAMPOO HAT『沼袋十人斬り 改訂版』(2月)
- ラッパ屋第37回公演『凄い金魚』(3月) - 京香 役
- ブス会『淑女』(4月) - 吉岡 役
- ポツドール『夢の城-Castle of Dreams』(5月)
- ブルドッキングヘッドロック『毒と微笑み』(8月)
- ポツドール『夢の城-Castle of Dreams』(11月)
- 2012年
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- ポツドール『愛の渦』(9月)Berliner Festspiele参加 ベルリン公演
- ポツドール『夢の城-Castle of Dreams』(10月・11月)
- 2013年
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- THE SHAMPOO HAT『葛城事件』(4月)
- オーストラ・マコンドー 昭和マコンドー『岸田國士原作コレクション』「ヂアロオグ・プランタニエ」(5月)
- オーストラ・マコンドー 昭和マコンドー『岸田國士原作コレクション2』(7月)
- 戯曲朗読研究会「月いちリーディング」『癒し刑』(10月)
- ポツドール『愛の渦』欧州公演2013(11月)
- 2014年
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- オーストラ・マコンドー『さらば箱舟』(2月)
- ドラマライブラリー『死神の浮力』(4月) - 香川 役
- オーストラ・マコンドー 昭和マコンドー『岸田國士原作コレクション2』(7月)
- THE SHAMPOO HAT『風の吹く夢』(9月)
- 私のホストちゃん 血闘!福岡中洲編(12月)
- 2015年
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- □字ック 第10回本公演『鳥取イヴサンローラン』(9月 - 10月) - 杏 役
- 2016年
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- 娼年(8月 - 9月) - 泉川紀子 役
- オーストラ・マコンドー『息が苦しくなるほどに跳ぶ』(11月)
- 2017年
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- 国産第1号『安心』(2月)
- 夜の来訪者と朝の来訪者(5月)
- 劇団鹿殺し6年生企画vol.0『我飯』(8月)
- 2018年
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- 財団、江本純子
- vol.11『忘れていくキャフェ』(4月)
- vol.12『ぼくと回転する天使たち』(5月)
- vol.13 『事務王1』(6月)
- 財団、江本純子
- 2019年
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- 財団、江本純子 vol.14『タキシード』(1月)
- 江本純子の「行動作品『渇望』」(2月)
- 財団、江本純子vol.15『ドレス』(3月) - 萬寿役
- 劇団宝船 第8回公演『社交辞愛』(11月)
- 2020年
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- 財団、江本純子 vol.16『わたしを信じて』(3月)
- 毛皮族2020Tokyo『あのコのDANCE』(2020年9月)
- フロアトポロジー×ヒノカサの虜『きみの様に鳥が無く』(9月)
- 2021年
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- 毛皮族『Gardenでは目を閉じて』(2021年11月)
- 2022年
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- CHAiroiPLIN おどる戯曲『FRIEND』(1月)
- PARCO PRIDE WEEK「あいとあいまい」『愛でる』(4月) - サラ 役
- 毛皮族『セクシードライバー』(11月)
- 2023年
-
- ロイヤル(8月) - フィメールno.20019 役
映画
- 多摩川シンメトリー(2006年)
- 目のまえ(2007年)
- ぐるりのこと。(2008年)
- 恋愛戯曲〜わたしと恋におちてください。〜(2010年)
- 七瀬ふたたび(2010年)
- パレード(2010年)
- 恋の罪(2011年)
- ふがいない僕は空を見た(2012年)
- 凶悪(2013年)
- アイアムアヒーロー(2016年) - ナナミ 役
- 貞子vs伽椰子(2016年) - 伽椰子 役
- 過激派オペラ(2016年)
- 愛しのデコトラ天使(2018年) - さおり 役
- 焦げ。(2019年)
- 海の夜明けから真昼まで(2023年) - 工藤綾子 役
- 愛の茶番(2024年) - ルミ 役
テレビドラマ
- Queen Teeth 存在証明〜女法歯学者の事件ファイル〜(2009年、関西テレビ) - 富士宮裕子 役
- 祝女シーズン2(2010年、NHK総合)
- パンドラ2〜飢餓列島〜#1(2010年、WOWOW)
- たぶらかし〜代行女優業・マキ〜 第5話(2012年5月、日本テレビ) - CLUB JASMINEキャバクラ嬢 役
- 走馬灯株式会社 第2話(2012年7月、TBS)
- 外科医 鳩村周五郎 11(2013年、フジテレビ) - 磯田麻子 役
- 七つの会議 第3話(2013年、NHK総合)
- アンダーウェア(2015年、フジテレビ)
- キッドナップ・ツアー(2016年、NHK総合)
- ドラマミステリーズ 〜カリスマ書店員が選ぶ珠玉の一冊〜(2017年、フジテレビ)
- 名刺ゲーム(2017年、WOWOW) - 田坂恵理 役
- 忘却のサチコ(2018年1月、テレビ東京)
- 声ガール! 第2話・6話(2018年4月、テレビ朝日)
テレビ番組
- ビットワールド(2012年、NHK Eテレ)
- ムジカ・ピッコリーノ(2013年、NHK Eテレ) - エマ 役
- 時々迷々「わたしのロボット」(2010年、NHK Eテレ)
配信ドラマ
- パーティーは終わった「抱きしめたい」(2011年、BeeTV)
CM
MV
- Every Little Thing「DREAM GOES ON」(2009年)
- 在日ファンク「嘘」(2012年)
- ツリメラ「アイズ・ワイド・シャット」(2013年)
- エレファントカシマシ「Destiny」(2014年)
脚注
注釈
出典
外部リンク
- 遠藤留奈 (@rurururururu_na) - X(旧Twitter)
- 遠藤留奈 (@rurururururu_na) - Instagram

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