『ヴァーセッタ経』(ヴァーセッタきょう、巴: Vāseṭṭha-sutta, ヴァーセッタ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第98経。『婆私吒経』(ばしたくきょう)とも。
釈迦が、婆羅門ヴァーセッタ(婆私吒)等に仏法を説く。
構成
登場人物
- 釈迦
- ヴァーセッタ(婆私吒) --- 婆羅門
- バーラドヴァーシャ --- 婆羅門
場面設定
ある時、釈迦はコーサラ国のイッチャーナンガラ村に滞在していた。
その村の若い婆羅門であるヴァーセッタ(婆私吒)とバーラドヴァーシャは、真の婆羅門は家柄に依るのか、生き方に依るのか議論するが決着つかず、釈迦の意見を求めて訪ねる。
釈迦は人間には生まれつき差異が無いこと、そして真の婆羅門(賢者)たる条件を挙げていく。
2人は法悦し、三宝への帰依を誓う。
日本語訳
- 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典3』(第11巻上) 大蔵出版
- 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)中分五十経篇II』 片山一良訳 大蔵出版
- 『原始仏典 中部経典3』(第6巻) 中村元監修 春秋社
脚注・出典
関連項目
- 婆羅門
外部リンク
- Vāseṭṭhasuttaṃ - Tipitaka.org




