坂本 久(さかもと ひさ、生年不明 - 1852年9月2日(嘉永5年7月19日))は、坂本幸の母、坂本龍馬の祖母で、旧姓は井上、井上好春の長女。歌人。
人物
坂本八蔵直澄の妻として迎え、一人娘の坂本幸を出産する。
幸以外の子が生まれないことから、1813年(文化10年)、白札郷士山本家から常八郎だった16歳から17歳の坂本直足を養子縁組として迎え、1814年(文化11年)幸が17歳で長男大蔵(後の坂本権平)とそのあと、坂本龍馬と3女が授かった。
1852年9月2日(嘉永5年7月19日)、龍馬が18歳の時に久は死去した。享年73歳。
「春の夜の月の光はかすめてども おぼろげならぬ朝の梅ヶ香」久の和歌は、俳人・画家で美術評論家若尾瀾水が『土佐歌人名簿』にも久の名前が挙がっている。
脚注




